1947-10-14 第1回国会 衆議院 鉱工業委員会公聴会 第2号
○本田公述人 英國の資本家がかつて自分から進んで國管を叫んだように、日本の炭鉱業者もこの現実の客観的情勢を看過してはいけない。こういうぐあいに考えます。村木さんは國管を考える必然性はない、こういう客観情勢ではないということを昨日申されたわけでありますけれども、われわれはそうは考えないわけであります。 以上私は二つの点で、すなわち増産達成のための態勢確立は業者も政府も労働者も認めるところであるという
○本田公述人 英國の資本家がかつて自分から進んで國管を叫んだように、日本の炭鉱業者もこの現実の客観的情勢を看過してはいけない。こういうぐあいに考えます。村木さんは國管を考える必然性はない、こういう客観情勢ではないということを昨日申されたわけでありますけれども、われわれはそうは考えないわけであります。 以上私は二つの点で、すなわち増産達成のための態勢確立は業者も政府も労働者も認めるところであるという
○本田公述人 私がただいま御紹介にあずかりました日本炭鉱労働組合総連合、福岡支部の事務局次長をやつております本田と申します。 業者と言わず、政府と言わず、労働者と言わず、この敗戰下の日本の経済を復興しようというその愛國の至情を問われるならば、こぞつて賛成をしながら、この國管問題をめぐつてそれぞれの立場を主張して相讓らず現在の状況にあるということは、われわれの祖國を悲境のどん底から救い上げようとするわれわれの
○本田公述人 政府案をのむのまぬは、先ほど私お答えしました。さきの前田さんからの御質問のときにお答えした通りであります。
○本田公述人 本田であります。ただいま御質問がありました労資一致点を見出すまでは待つべきではないか、それに対してどういうぐあいに考えるかという御質問に対して、私申し述べたいと思います。その点は先ほど業者の代表として井華の村木さんからお話しがありました。國管をやらなければならない必然性が伴つてから、これにかかるべきではないかということと、大体同じ趣旨の線に沿うたことであると考えるわけでありますが、われわれはそういう
○本田公述人 ただいまの政府案では滿足できぬか、どうしても炭協案でなくてはだめなのかという御質問に対してお答えいたします。私は理論的には明日はつきり述べようと思つておりますが、國管にもつていかなければいけないのだということをはつきり申し上げておきます。そういうわれわれの考えに対しまして現在の政府案においては、われわれは十分満足するものであるというぐあいには表明することができません。從つてわれわれはこれに